塵箱

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映画:日の名残り 感想

映画 日の名残りを見ました

 

eiga.com

 

小説の感想はこれ

 

感想

まぁもうあらすじとかはさらっと。

 

イギリス執事が昔一緒に仕事していた女中頭に会いに行く話。

 

長さは大体130分くらい。丁度いい長さに感じる。

 

小説版を先に読んだのでそこと比べて見てしまう。

小説版とは少しずつ設定が変わりつつも、全体的な雰囲気だとか、イギリスの描写はすごい好みだった。

 

前につかえていたダーリントン卿がナチの手先だったというところが小説よりもわかりやすく書かれてて親切な反面、もう少しあからさまじゃない感じにしてほしかったというところも少しある。

 

で、新しい主が小説版だとファラディだったのが映画だとルイスに変わっていた。

ルイスというのは小説版だとアメリカの議員で、半ナチスととしてちょい役登場だったのが映画だと新しい主に変更されている。

 

それによってまぁスティーブンスの葛藤みたいなものがわかりやすくなっているようにも感じた。

映画だとルイスの存在が薄かったのでそれに比べると良い変更にも思う。

 

ただスティーブンスとミス・ケントンの関係性が少し変わって書かれていたように感じて、映画版は違和感が残った。

小説だとミス・ケントンはスティーブンスにそれほど強い思いがなかったのに、映画だと最後には涙まで流す。

そのほうが映画としてドラマチックになるのはわかるけれども、結局はスティーブンスのただの妄想で独り相撲を取っていたような小説の描写が好きだったので少し残念だった。

 

中身で言うと、小説版だと折に触れて描かれていたスティーブンスのユーモアが少し映画だと薄めだったのも残念かなぁ。

映画でスティーブンスのユーモアをうまく書くのは難しいのだろうけど、スティーブンスのちょっと気持ち悪いところ(失礼)が小説だと好みだったので、それが薄まってしまっていた気もする。

 

ていうかこのツタヤでDVDを借りたのだが、これってラブストーリーなんでしょうかね?

ドラマの棚を一生懸命探してしまったよ。

ミス・ケントンとスティーブンスの関係から、ラブストーリーということなのだろうけどもね。

 

小説の実写化ということで、期待と不安がありながら見たけれども、とてもおもしろく見ることができた。

実写化をこういう感じで実写化してくれたらいいのになぁと思った。